熊本の郷土料理で迷ったら「うまかっさい」に行っとこ！【〆のラーメンも】

旅行で出来る食事の回数は限られています。あれこれ食べたいと思っても胃袋にも財布にも限界がありますよね。だとすれば、一回の食事は大事にしたいものです。

そこで、今回は熊本で何を食べたらいいのか迷った時に行っておきたい「うまかっさい」の料理を画像多めにレポートしていきます。

 早速いただきます

席についたらまずビール。地酒は程よく酒が入ってきてからにします。今回も、熊本初心者が食べておきたいメニューをおすすめ順に出してもらいました。旅行の時はお店の方におすすめを聞いてしまうのが一番良いと思います。

絶対馬刺しだろうと思っていたのが意外、最初は馬のレバ刺しでした。お店の方いわく、「馬刺しが食べられるところは他にもあるが、馬のレバ刺しが食べられるのは熊本くらい」だそうです。

確かに、馬刺しは全国で食べられる場所がいくつか思い浮かびますが、レバ刺しは知りません。こうした注文ができるのは、店員さんとのコミュニケーションがあってこそです。

レバ刺しは甘くてコリコリしていて食べやすかったです。ごま油と塩でいただいたのですが、久々に食べるレバ刺しに感動してしまいました。こんなにうまかったんだ、レバ刺しって…。牛のレバーは生では食べられないので、熊本に来たら馬のレバーは絶対食べておきましょう！

そして2番目にしてようやく馬刺しの登場です。うまかっさいでは生姜で食べるようです。手前の白いのは部位の名称は忘れましたがほとんどコラーゲンだそうです。肌にいいから食べてみてとのことでした。

馬刺しは常温にしばらく置いてから食べたい人なのですが、これは常温だとすぐに口の中で溶けてしまいます。先にコラーゲンだけ食べてしまうのがいいかもしれませんね。馬刺しは九州では定番の甘めの醤油でいただきました。馬刺しによく合うので好きです。

そしてようやくからし蓮根が登場しました。揚げたてのからし蓮根と言われて脳内は「？？？」でしたが、食べてみてびっくり！衣がサクサクであまり辛くないんです。

僕の中でからし蓮根と言えば、衣がフニャッとしていて食べると辛いというイメージだったので、いい意味で見事に裏切られました。ご主人いわく「揚げたてだと辛くないし食べやすいんだよ」とのこと。確かに食べやすくて、苦手意識が薄まりました。

続いて出てきたのが、馬肉のビーフシチューです。じっくり煮込んだ馬肉をビーフシチューに入れた一品だそうですが、馬の肉がやわらかくて驚きました。スプーンで掬うだけで肉が崩れて、口の中でとろけます。

肉厚なので食べごたえも十分で、これで6〜700円だった気がするのでコストパフォーマンス抜群です。中々他のお店でお目にかかれるものではないので、うまかっさいに行った際には絶対頼んだ方がいいと思います。

シチューの次にいただいたのが、頬肉のステーキです。馬の頬肉というのは筋が多くて食べにくいそうなんですが、その筋を丁寧に取り除いてあげることで非常に美味しい肉になるんだとか。

確かに肉も程よくやわらかくて食べやすかったです。味は赤身に似ています。牛で言ったらハラミに近いイメージです、ハラミより柔らかみがあるので、カルビ程油っこくなくて噛みやすい肉が好きという人におすすめです。

ここまではさんざん熊本名物を楽しんでいたのですが、ご主人の勧めで「揚げ豚足」なるものを注文しました。熊本では豚足を茹でた後に揚げるのが定番らしく、コラーゲンのブルブルした感じがなくなって食べやすいのだとか。

熊本流は、揚げた豚足にレモンを絞ってポン酢をかけていただくそうです。肝心な味ですが、衣がフライドチキンみたいで斬新でした。脂が固まったみたいになってしまうコラーゲンも、揚げることで見事にプルプルの食感になっています。

箸でつつけば崩れてしまう程やわらかく、食べると脂が溶け出して美味しいです。骨の周りの肉も崩しやすくて丸々綺麗に食べ切れます。茹でた豚足は苦手でしたがこれは美味しい！

熊本では豚足を揚げるのが定番らしく、関東に行くと茹でてある豚足にびっくりするそうです。ちなみに、普通の豚足も小麦粉を軽くまぶして油で揚げるだけで熊本風にできるそうなので、自宅でも簡単に調理できそうです。

アクセスマップとまとめ

【名称】：うまかっさい

【住所】：熊本県熊本市中央区下通1-7-7 GMビル　1階

【電話】：096-356-0563

【時間】 ：18〜翌1時（金・土・祝前日は翌3時まで）

【定休日】：日曜日

完全な個人の主観なのですが、熊本市街の居酒屋は23時以降に入れるところが少ないように思います。そんな中、うまかっさいは翌1時までやっているので非常にありがたいです。値段もそう高くなく、これだけ食べてお酒も飲んで6,500円くらいでした。

ご主人が気さくな方で、色々な熊本の話をしてくださったので楽しくお酒が飲めました。やはり地方に行ったらそこに住む人の話を聞くのが一番いいですね。ガイドブックには載っていないことも教えてくれます。

色々教えてもらうついでに、ご主人おすすめの〆のラーメン店も教えてもらったので合わせて紹介します。

天外天（てんがいてん）本店

市街地の外れにある「天外天（てんがいてん）」うまかっさいのご主人が、深夜までやっているラーメン屋の中でもおすすめと言って教えてくれました。カウンターしかない少し狭めな店内は常に満席で、運が良ければ待ち無しで入れるという感じみたいです。

チャーシュー麺に煮玉子トッピング。旅行の醍醐味はカロリーを気にしなくていいことですよね。普段だったら絶対に〆のラーメンは行きませんｗ

とんこつラーメンなのですが、この上にかかっているパウダーは全てにんにく。翌日を気にする人にはおすすめできないかもしれません。僕は気にせず更に追加でにんにくを大量に頼みました。

細麺のとんこつラーメンという一見ベーシックなラーメンですが、思ったほど脂っこくなくてスルッといけちゃいました。しかしチャーシュー麺にしたのは失敗です。脂がヘビーで完食がきつかったですｗ

これも熊本ラーメンとのことなので、熊本で食べたいものは一通り完食したようです。

【名称】：天外天　本店

【住所】：熊本県熊本市中央区安政町2-15

【電話】：096-354-8458

【時間】：18〜翌2時

【定休日】：日曜日

さすがに翌日は胃もたれしました