【第2話】農道のポルシェ、ハイゼットを買ったぜ【市民農園】
農道のポルシェって知ってます?
スバルのサンバーに付いた異名なんですが、今ではサンバーはダイハツハイゼットトラックのOEM。
つまりハイゼットは立派な農道のポルシェってワケ。
前回までのあらすじ
新車のカローラツーリングに牛のう○こを載せました。
パッケージングされているとはいえ、これがすごく嫌!ほんとに!
その上畑に出るとなれば泥まみれになるのは間違いない。
畑を耕した姿で新車には乗りたくないというのが前回までのあらすじですね。
そこまでは書いていなかった
そうなると必要なのがポルシェ。畑のポルシェです。
軽トラ
軽トラはいいよ。なんでも載せられちゃう。
農機具だってなんのそのだし、どろんこのまま乗ったって罪悪感はゼロ。
農業をする上で軽トラは欠かせないってことですね。
ということで買ってきたハイゼット
3万円でした。
すごくいい買い物でした。
なんと5速マニュアルなんですよ。
なんでこんなに安いかっていうと、値切ったからです。
45,000円です
いや〜高い
今日乗って帰ってくれるなら1万円引きます
いや〜!3万でどうでしょう!
いいですよ
やったぜ
ということでわずか2分で15,000円の値引きに成功。
45,000円でも十分安いけど…
セブンイレブンで現車確認をしたんですが、その場でATMからお金をおろして払ってきました。
激安だったもう1つの理由
安かった理由はそれだけではなく、クラッチが死んでるんですね。
約8万キロの個体なのですが、クラッチ交換はまだ一度もしていないそう。
オーナーさんも自分で直すつもりで買ってきたけど、エンジン脱着が面倒でそのまま手放すことにしたそうです。
クラッチが死んでいるってことは、ものすごい滑るんですよ。
アクセルをやんちゃに踏んだら空転(って表現で合ってるのだろうか)。
しかも半クラという概念が消失しているのです。
僕は教習所でクラッチはゆっくり離すと教わったのですが、こいつでそれをやると止まる。
クラッチペダルを蹴り飛ばしたら即足を離す!そうしないと走りません。
そうなると怖いのが坂道発進
帰り道に坂道が1つもありませんように…
と受け渡し先のコンビニを出て150メートル。
坂道の赤信号に引っかかりました。
5年以上のブランクとクラッチが死んだハイゼット。そして後続車の存在。
コレは控えめに言って終わったと思いましたが、とにかく落ち着くことが大事と教習所で教わりました。
ドキドキ青信号となったわけですが、大げさにアクセルを踏んづけて瞬時にクラッチペダルを蹴り飛ばしました。
そしたらけたたましい音とともに進むハイゼット。坂道発進、成功です。
その後もソロリソロリと家まで帰るわけですが、自宅の駐車場で再びトラップ発令。
この家の駐車場、軽い上り坂なんですね。
半クラが使えないってことは…
そうです。半クラが使えないハイゼットはアクセルを踏んだままバックするしかないのです。
迫る壁、唸るエンジン、そして初心者の僕。なんとか自宅の壁は無事でした。
無事に帰ってきたわけですが、もう出したくないですね。
車の状態は値段なり
現車確認から2時間、自宅の駐車場には今朝までそんな予定はなかったハイゼットが停まっています。
現車確認といっても値切ってきただけなので、これから現車確認をば。
といっても、特にクラッチ以外に悪い点は見つかりませんでした(乗った感じ)。
外装はこの際どうでもいいです。
農業カーだし
内装は値段の割に結構綺麗で、新車時からのオーナーがシートカバーを付けていたみたい。シートの状態がすごくいい。
大体5万円以下の軽自動車なんて車内はジャングルだからね
コーヒーのシミやタバコの焦げ跡、ベタベタのインパネとは無関係のハイゼット。3万円でこの綺麗さはすごい!
これでやっと新車にう○こを載せずに済みます。
いや〜!やったぜ。
次回!はじめての土作りを紹介します!!!
「ムーヴではないか」という指摘を受けました