ブログの写真は大体スマホのカメラ(iPhone7 Plus)でなんとかなる
綺麗だろ?スマホで撮ってんだぜ
「この写真、綺麗だろ?でもこれ、スマホで撮ってんだぜ」
というわけでこの写真、本当にスマホで撮影しています。僕の撮影機材は5年ほど前に買ったミラーレス一眼レフカメラ(α NEX3−N)とコンデジとスマホ(iPhone7 Plus)です。
数年前までは出先でミラーレス一眼で撮影をして、自宅に帰ってからPCに取り込んでいました。その後トリミングや加工をしてブログにアップロードしていたのですが、最近ではあまりカメラを使わなくなりました。
特にその傾向が加速したのはiPhone7 Plusを購入してからです。もはやデジカメ並にキレイに撮影できるんですよね。かつて一眼レフカメラの特権と言われていた背景ぼかしも簡単にスマホで再現できるようになりました。
背景ぼかしは一眼の特権じゃなくなった
ほら、見てください。見事に背景がぼけています。一昔前では考えられなかったですよね。友人にこの写真を見せても、大半がミラーレス一眼で撮影したと間違えています。
背景がぼけることで主張したい被写体を浮き彫りにすることができるので、初心者でも始めやすい最もお手軽なテクニックがこれです。かつてはスマホではこれができなかったため、ミラーレス一眼なら簡単に背景ぼかしができますよ〜と家電量販店の販売員がしきりにアピールしていたことを思い出します。
僕もそれに惹かれて当時α NEX-3Nを購入したのですが、iPhone7 Plusでこれだけの背景ぼかしが使えるのであれば話は変わってきます。
iPhone7 Plusのカメラがすごい
どうしてここまでの写真が撮れるようになったかというと、iPhone7 Plusのカメラがすごいからだったりします。望遠/広角と異なる種類のレンズからなるデュアルカメラを搭載しているため、被写界深度エフェクト(ポートレート)モードが使用できます。これを使えば簡単に背景をぼかした写真が撮影できるっていう最高にイカした機能なのです。
このように、スマホのカメラは日々進化しています。もちろん一眼レフカメラだって進化をしているのでカメラの性能で競おうとは思っていません。しかし、スマホのカメラがブログに向いている理由は他にもあるのです。
アプリやSNSとの連携が手軽にできる
スマホカメラの最大の特徴ってこれだと思うんですよね。ミラーレス一眼で撮影した画像はファイルサイズもでかいし、いちいちスマホに転送しなければなりません。最近のカメラはWi-Fiですぐに写真を転送できるみたいですが、それでもスマホカメラで直接撮影した方が早いに決まっています。
しかも、スマホの方が撮った写真をアレンジするためのアプリ連携が手軽にできるんですよね。色んな画像編集アプリが無料で配布されているので、その点でもスマホが便利。
一眼レフより素早く撮影できる
僕はInstagramに載せる写真を撮影するため、食べる前の料理を撮影します。友人と食事に行ったときも、食べ始める前にほんのちょっとだけ待ってもらいます。その時にいちいちミラーレス一眼を取り出して撮影を始めたらどうでしょうか。間違いなく時間はかかるし相手に不快な思いをさせます。そういう意味でも、スマホならさっと取り出せて便利なのです。
こんな感じで、スマホのカメラがブログにおすすめな理由は探せばいくらでもあります。
スマホのカメラでキレイに撮影するコツ
スマホのカメラであっても、コツを守れば結構キレイに撮影できます。画質よりも重視すべきは構図だと思っています。ここで、素人の自分なりに気を使っているポイントを紹介します。
1枚に載せる情報量
これは昔アニメーターの友人が言っていたのですが、「カメラは1枚にどの情報を載せるか取捨選択する」ということです。例えば上の足湯カフェの写真なのですが、必要な情報を取捨選択した結果がこの1枚なのです。
実際はこの写真の下には足湯があり、コーヒーの先にはプールがあります。そして頭上には屋根があります。広角レンズなので全部を入れようと思えば入れられるのですが、それだと情報量が多すぎて伝えたいものがハッキリしなくなります。そこで、食事と足湯から見える風景だけに情報を絞ってこの構図にしたのです。
ちなみに、少しカメラを傾けると視線の先にある水色のプールが入らなくなります。それだと伝えたい風景が伝えきれないのであえて少しだけプールを入れる構図にしています。
水平方向を保つ
あとは写真の左右を分断する直線があったとしたら、それはしっかり水平を保つ構図で撮影することです。この写真で言う所のテーブルですね。ここを真っ直ぐにしてあげることで画像にキレイな印象が生まれます。
これはスマホのカメラにきちんとガイド線が出る機能があるのでこれを活用します。でも、手前のパンを斜めにするとアクセントになって臨場感が伝わります。(この辺は適当w)
被写体の向き
あとこれは超基本です。例えば紙コップのロゴを正面に向ける、パンの向きを揃えるなど簡単なことです。これをやっているかどうかで写真のイメージがガラッと変わります。ペットや子どもなど、動く被写体に対しては難しいことですが、食べ物を撮影する時には非常に有効なポイントです。
でも、時にはこんな感じであえて斜めに被写体を入れる時があります。この場合は、背景の似たような形(長方形)のビルを真逆の方向に写すことでちょっとした動き(?)が出ます。
こうして、時と場合に合わせて上の3つのポイントを実践するだけで、スマホオンリーでもだいぶフォトジェニックな写真が撮影できます。
ブログの写真はスマホで十分
そういうわけで、僕はスマホ(iPhone7 Plus)のカメラだけでブログやInstagramの写真を撮影をしています。正直、被写界深度エフェクトだって微妙に境界線はあやふやなぼけ方をします。
上の写真もいちごパフェの上部は怪しいぼけ方をしています。それでも、数年前に比べたらスマホのカメラは格段に性能が上がっているので、もはや十分なんじゃないでしょうか。
むしろ、構図や被写体の向きなど、基本的なルールの方が写真を撮る上では重要なんじゃないかって思っています。最近では逆に、スマホでここまで撮れた!という方に喜びを感じていますw